水環境保全活動支援事業について
助成金交付団体につきましては、「「きらめく水のふるさと磐梯」湖美来基金水環境保全活動
支援事業審査委員会(委員長中村玄正・日本大学名誉教授)の審査を受け決定いたしました。
・助成金交付団体 14団体3個人
・助成金総額 3,039,460円
上段:申請者 下段:事業名 |
事業の概要 | |
1 | 裏磐梯観光協会 | 300もの湖沼群を持つ裏磐梯の各探勝路及び国道、県道、村道の清掃活動を行い、森林や湖沼群の自然環境を保ち、観光客の皆さまにも自然の大切さを喚起する。 |
「裏磐梯クリーンキャンペーン」 | ||
2 | 猪苗代町立翁島小学校 | 私たちの宝であり自慢でもある猪苗代湖の現状を観察や調査などによって再確認し、「日本一」であった水質がどのような原因でランク外となり、平成20年度の水質調査の結果で第2位になったのかを研究するとともに、再び日本一を取り戻すために今、自分たちでできることは何かを考え、実行できる児童を育成する。 |
「日本一の猪苗代湖を取り戻すために私たちが今できること!」 | ||
3 | 猪苗代湖の自然を守る会 | 猪苗代湖の生態系を昭和時代に戻すとともに水質を日本一にするため、水質調査を実施し過去のデータと対比し現状を分析するとともに、湖畔の清掃活動や水草の除去作業、外来生物の駆除等を行う。 |
「猪苗代湖の環境保全」 | ||
4 | (社)猪苗代観光協会 | 猪苗代湖同様、日本里山100選に選ばれラムサール条約にも登録されている宮城県大崎市蕪栗沼(かぶくりぬま)において、その地域が水鳥や水・自然環境と人々がどのように関わっているかを研修し、猪苗代湖の水環境保全の意識の向上を図る。 |
「猪苗代湖の自然・水環境と水鳥について考える」 | ||
5 | NPO法人わかば自然楽校 | 水辺の生き物の調査やウチダザリガニ防除作業、また昨年度調査し作成したオオハンゴンソウの分布図を基にした防除作業などを通して、裏磐梯湖沼、猪苗代の水環境や問題点、生き物などを理解する。 |
「わかばエコクラブ」の実施 | ||
6 | 立花千秋 | 小野川湖岸、桧原湖岸など水辺の清掃活動を通して水環境を保全する。 |
「定期的湖岸清掃事業」 | ||
7 | 大茂田川の自然を守る会 | 美しい猪苗代湖を未来の子供達に残すため、大茂田川の上流・中流・下流で水質検査を行い、その変化を住民に認識してもらうとともに、河川の清掃活動、廃油回収、猪苗代小児童との共同水質検査などを通じ、流域住民の自然環境保護に対する意識高揚に努める。 |
「猪苗代湖流入河川の自然を守る」 | ||
8 | 高橋一泰 | 裏磐梯地域における湖沼及び流入河川の定期的な水質調査と水辺環境の監視により、この地域のきれいな水と美しい自然を守る。 |
「裏磐梯湖沼群の水質測定等による水環境の監視」 | ||
9 | 川桁ふるさと会 | 観音寺川の桜並木などすばらしい自然景観と水環境を長く維持していくとともに、水環境保全の大切さを再認識すること等を目的に、下流域の清掃活動や除草、葦刈りなどを実施する。 さらには親水公園のモデルにもなっている荒川へ行き、荒川河川事務所から水環境保全に関する助言などを受ける。 |
「猪苗代湖に注ぐ観音寺川の河川保護を日本一の清流荒川河川水環境に学ぶ事業」 | ||
10 | 福島大学共生システム理工学類生物多様性保全研究室 | 福島大学に保管されている1980年代の標本や植生図、植生調査データを再検討するとともに、昨年度空中写真から作成した植生図を現地で確認し精度を上げる。これらを基に、1980年代から現在に生じた猪苗代湖の植物相と植生の変化を具体的に明かにする。 |
「1980年代から現在に生じた猪苗代湖の植物相と植生の変化に関する研究」 | ||
11 | 会津若松市立湊小学校 | 4年生児童が継続して取り組んできている原川と猪苗代湖の環境学習を軸に、森林の保護と活用、水の循環と生態系へと、水と命の「つながり」の視点で児童に学ばせるとともに、水資源の保護と持続的利用に対する意識を育む。 また、成果をWEB上で公開することにより、次年度の新たな学習資料として活用するとともに他団体への情報提供とし、知の循環を図る。 |
「水と命のつながりを体感する環境学習」 | ||
12 | 法政大学水文地理学研究室 | 猪苗代湖の水質保全・改善のための基礎資料となる水収支・熱収支・物質収支を明らかにすることを目的に、既に1年間観測した結果を踏まえて、新たに自記録計を中心とした観測網を設置し、継続観測を行うと同時に、集水域の流入河川の影響も考慮に入れたGISモデルを構築する。そのうえで、過去の環境変化を復元して水質変化プロセスを解析し、その結果を基に今後の対策について指針を示す。 |
「猪苗代湖の水収支、熱収支、物質収支に関する水文地理学的研究」 | ||
13 | 特定非営利活動法人 地域環境科学研究所 | 猪苗代湖に流入する河川の湖水への影響を明らかにすることを目的に、猪苗代湖集水域の水環境に関する情報をGISを用いて図化し、水環境に関する基礎的情報を整理する。さらに水質調査を行い、河川や湖水に与える影響を検討する。 |
「流入河川が猪苗代湖の水環境に与える影響に関する研究」 | ||
14 | 特定非営利活動法人 会津の文化づくり | 戸ノ口堰下流等の、水質調査・聞取り調査を実施し、戸ノ口堰を守ってきた弁天様の文化様相を調べ、水質の重要さと水を守ることの大切さを認識する。 |
「戸ノ口堰を守る弁天様のかかわり調査」 | ||
15 | 森 康裕 | 裏磐梯五色沼の文献調査及び現地での植生調査を行うとともに、国土交通省所蔵の航空写真と併せて考察することにより、五色沼の土地・植生の変遷をまとめ、水生生物等の植物リストや植生図を作成する。 |
「現地調査と文献資料調査による裏磐梯五色沼の土地変遷と植生遷移」 | ||
16 | 水と緑を守る舟津川愛護会 | 舟津川沿いの除草、ごみ拾いを継続的に実施すると共に、湖南港周辺の環境整備、舟津川沿いへの花苗植栽、研修会開催、情報交換会などを実施し、家族、地域、仲間のつながりを取り戻すためのきっかけ作りの活動を行う。 |
「舟津川絆物語」 | ||
17 | 郡山市立湖南小中学校 | 猪苗代湖の水質調査を通し自然環境の変化を認識すると共に、自然保護と自然を取り戻すための方策を考える。 |
「猪苗代湖鬼沼調査・学習」 |