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   平成23年度「きらめく水のふるさと磐梯」湖美来(みずみらい)基金

水環境保全活動支援事業について

 助成金交付団体につきましては、「「きらめく水のふるさと磐梯」湖美来基金水環境保全活動
支援事業審査委員会(委員長中村玄正・日本大学名誉教授)の審査を受け決定いたしました。

・助成金交付団体   15団体6個人           

・助成金総額     3,310,359円

上段:申請者
下段:事業名
事業の概要
1 裏磐梯観光協会  裏磐梯は300もの湖沼群があり、各所にホタルが生息している。それは清浄で豊かな水環境が存在する証である。ホタルの観察会を通じて観光客に水環境の保全の大切さを喚起することを目的とし、またイベント開催後に清掃活動を行い、自然環境の保護に努める。
「裏磐梯ホタルの観察会」
2 猪苗代町立翁島小学校  10年にわたって取り組んできた猪苗代湖を中心とした水環境学習。今年度は、私たちの宝であり自慢でもある猪苗代湖の現状を観察や調査で再確認し、「日本一」であった水質がどのような原因で再びランク外になったかを考察するとともに、再び日本一にするために今、自分たちでできることを考え、実行できる児童の育成を目的とする。
「水質日本一の猪苗代湖を取り戻すために私たちが今できること!〜生き物が棲みやすい環境をつくるために〜」
3 立花千秋  小野川湖や桧原湖岸の水辺の清掃活動を通して水環境を保全する。
「定期的湖岸清掃事業」
4 大茂田川の自然を守る会  美しい猪苗代湖を未来の子ども達に残すため、大茂田川での水質調査、小学校児童との水質調査・水生生物調査さらには、ヨシの有効活用について研究などを行い、児童や流域住民の自然環境保護に対する意識高揚に努める。
「猪苗代湖流入河川の自然を守る」
5 高橋一泰  数年にわたって実施している裏磐梯湖沼の水質測定及び水辺環境の監視により経年変化を把握し、裏磐梯の美しい水環境の保全に寄与する。
「裏磐梯湖沼群の水質測定等による水環境の監視」
6 川桁ふるさと会  観音寺川のさくら並木など素晴らしい自然景観と水環境の維持、水環境の保全の大切さを再認識することを目的に、下流の清掃・除草、水環境フォーラムを開催する。
「猪苗代湖に注ぐ観音寺川の河川保護と猪苗代湖の湖上より水環境を学ぶ事業」
7 福島大学共生システム理工学類生物多様性保全研究室  現地調査および福島大学に保管されている2000年以降の標本調査により、現在の猪苗代湖および湖岸に生育している水生、湿地生、砂浜生、湖畔林生植物の目録を作成する。これに基づき、絶滅危惧植物や生態系に悪影響を与える侵略的外来植物の種類を特定し、猪苗代湖の植物多様性の保全策を提言する。
「現在の猪苗代湖および湖岸の植物相および水生植物の分布の解明」
8 会津若松市立湊小学校
 4年生児童が継続して取り組んでいる原川と猪苗代湖の環境学習を中心に、森林の保護と利用、水資源の生活・産業への利用を、水の循環、生態系を通じて人の生活と水資源の「つながり」を学ばせる。
 また、成果をWEB上に公開し、次年度の新たな学習資料として活用するとともに他団体へ情報提供し、知の循環を図る。
「水資源と人里のつながりを体感する環境学習」
9 特定非営利活動法人会津の文化づくり  猪苗代湖の北岸を東西に結ぶ国道49号線が整備されるまで活用されていた二本松上街道と、猪苗代城と壺揚間のより南側の生活の道として結びついていたであろう約20の集落をつなぐ浜の道をたずね、今に残されている民俗の足跡をほりおこし、湖北の浜の道を確認してマップ化することによって、湖北の風土を再評価する。
「湖北の浜の道をたづねる事業」
10 猪苗代湖の水環境保全と地域づくり連絡会  昨年から猪苗代湖の水質浄化を目的に始まった水草回収活動を契機とし、より多くの人々に水質日本一をめざす猪苗代湖の水環境保全の取組みについて理解と協力を得る活動。
@湖から回収した水草を堆肥としてモデル畑を設置し、水質浄化サイクル実証実験を行う。
A水環境改善シンボルとして野口英世母子が採っていたシジミの棲息環境を取り戻す活動を行う。
これらの活動を通して、猪苗代湖地域の魅力と安全性を地域メディアの協力を得て発信していく。
「猪苗代湖の水環境保全と地域づくりプロジェクト」
11 福島県立湖南高等学校  本校が「地域の環境をまもる教育の一環」として、昭和40年から継続して実施し、本年で46年目を迎える。昨年度から、湖南中学校と合同で実施している猪苗代湖岸の清掃活動を今年度も実施する。この奉仕作業を通じて、地域に根ざした学校を目指すとともに、積極的に社会活動に参加する態度を養う。
「湖南中学校・高等学校合同による猪苗代湖岸清掃」
12 裏磐梯エコツーリズム協会  裏磐梯は豊かな水に恵まれた地域であるとともに下流域の人たちの水源地にもなっている。この水を少しでも良い形で下流域に届けるために、ペットボトルのジュースなどをそのまま流して処理せずすむように、飲み残しを無くす活動を推進する。
「水源地裏磐梯の水を守ろう はじめよう、「飲み残しゼロ」運動」
13 五十嵐 悟  猪苗代湖と裏磐梯をつなぐ長瀬川での特定外来生物のウチダザリガニの分布状況を知り、そのウチダザリガニが野生ではどのようなものを食べ、生活しているかを調査し、猪苗代湖への侵入を防ぐ対処報を考察する。
「長瀬川におけるウチダザリガニ分布調査と生態調査」
14 首藤 光太郎  裏磐梯五色沼湖沼群各湖沼及びその周辺の現地調査により、水生・陸上植物相とその分布を明らかにする。その後、湖沼各々の比較を行い、五色沼湖沼群の湖沼一つ一つのもつ多様な価値を生物多様性的な視点から見出すとともに、保全策の提言を行う。
「裏磐梯五色沼湖沼内の水生植物相とその分布及び湖沼周辺の植生調査」
15 町田 充弥
 猪苗代湖の水や流入河川の水を使用し、その中に栄養素を入れ、昨年実施した研究結果と汚れやすさを比較する。
「猪苗代湖の水の汚れやすさを調べる(自由研究)」
16 猪苗代湖の自然を守る会  猪苗代湖の生態系を昭和時代に戻すとともに水質を日本一にするため、水質調査を実施し過去のデータと対比し現状を分析するとともに、湖畔の清掃活動や水草の除去作業、外来生物の駆除、さらに小中学生、社会人を対象とした環境教育講座を開設し水環境保全啓発を図る。
「猪苗代湖の環境保全」
17 日本野鳥の会 会津支部  猪苗代湖北岸には、樹木の混じったヨシ群落が広がっており、鳥類の生息地にもなっている。今後、継続して鳥類観測を行いヨシ群落の生息環境の変化と鳥類の生息状況の相関関係を把握するとともに、その結果を公表することにより今後の水環境保全施策の基礎資料としてもらう。
「猪苗代湖北岸地域の鳥類調査」
18 郡山市立湖南小中学校
 猪苗代湖鬼沼の水質調査を通し児童に自然環境の変化を認識させるとともに、自然保護と自然を取り戻すための方策を考えさせ、環境保全・改善しようとする意識の高揚を図るとともに、それらを学校交流の場で発表し共通認識としてもらう。
「猪苗代鬼沼の水環境調査・学習」
19 猪苗代ライオンズクラブ  猪苗代湖の水環境を保全するため、湖岸地域において、漂着水草やごみを収集するとともに、参加者に水質調査、実験等を通して猪苗代湖の現状を知ってもらう。
 さらに、回収した水草をたい肥化して畑で再利用し、水質浄化のサイクルを構築する。
「猪苗代湖を守るライオンズ」
20 日本大学校工学部土木工学科水域環境研究室  近年猪苗代湖では北部水域から水質汚濁が進行し、COD値が年々上昇しているが、これは主に当該水域に繁茂する水生植物が枯死することによる影響と考えられる。
 猪苗代湖の水質汚濁を解明するため北部浅水域における植生環境と植物枯死後における水質汚濁について現地調査するとともに、研究室内での有機汚濁改定について考察し、結果を公表することで水質保全対策の資料とし、また、水環境保全啓発にもつなげていく。
「猪苗代湖北部水域の植生環境と有機汚濁の調査研究」
21 影山 貴啓  平成17年まで4年連続で水質ランキング日本一であった猪苗代湖が、平成18年度から大腸菌群数が水質環境基準値を超過し水質ランキング外になってしまったが、その大腸菌群数の発生源を特定するとともに、大腸菌の生存環境を調査しそれを示すことで住民等に啓発する。
「猪苗代湖における大腸菌群調査」


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