• 2023.01.04
  • お知らせ

 令和4年11月13日(日)に、猪苗代町体験交流館「学びいな」で、猪苗代湖・裏磐梯湖沼水環境保全フォーラムを開催しました。フォトコンテストの表彰式や猪苗代湖及び裏磐梯湖沼流域の水環境保全活動の事例発表(口頭・ポスター)を行いました。県内外から130名の方々にご参加いただき、猪苗代湖や裏磐梯湖沼群流域の水環境保全活動の推進に向け、改めて意識の高揚を図る良い機会となりました。

 協議会長である久保 克昌福島県生活環境部長による主催者挨拶があり、来賓の猪苗代湖及び裏磐梯湖沼群の水環境を考える議員連盟 会長 長尾 トモ子様よりご挨拶をいただきました。

主催者あいさつ
猪苗代湖及び裏磐梯湖沼群の水環境を考える議員連盟 長尾会長

 その後、第20回猪苗代湖・裏磐梯湖沼フォトコンテストの表彰式が行われました。第20回にあたる今回のコンテストでは、より広く理解と関心を深めていただくため、高校生以下の学生を対象とした「湖春(こはる)賞」を新たに設けました。また、これまでの湖美来(みずみらい)クラブ会員を対象とした「湖美来クラブ特別賞」を「水恋(すいれん)賞」に名称を変更しました。

水恋(すいれん)と湖春(こはる)は、松本零士先生にデザインしていただいた当協議会のイメージキャラクターです。

 181点の応募があり、18名の方々が受賞され、その内出席された13名の受賞者の方々に表彰状を贈呈しました。

 入賞作品はこちらです。

 次に、審査委員長である鴫原明寿福島県写真連盟会長より、フォトコンテストの講評をしていただきました。

表彰式
福島県写真連盟会 鴫原会長より講評
受賞者

 口頭発表では、未来を担う若い世代の学生の皆様から日頃の水環境保全活動について発表いただきました。

◇猪苗代町立猪苗代中学校 総合文化部

 今年度新しく創設された総合文化部での活動を発表していただきました。猪苗代湖畔での清掃活動やヒシ刈り、コキア栽培などを行いました。清掃活動では、ビーチサンダルやペットボトル、お菓子やアイスのビニール袋、たばこの吸い殻、ボウリングの玉を回収しました。コキア栽培では、ヒシ刈りで回収したヒシの茎を粉砕して作った肥料を使用しました。

◇ウチダザリガニ防除隊Gmens(ジーメンズ)

 長瀬川の支流で確認されたウチダザリガニの防除と生息分布調査を行いました。猪苗代町の夷田地区から金曲知地区の調査を行い、用水路の水抜き穴や土手の穴などに生息していることを確認しました。夷田地区もラバーダム付近にあるオーバーフロー用の水路で約2,000匹のウチダザリガニが大繁殖していたため、駆除活動も行いました。

◇福島県立あさか開成高等学校,

 昨年から実施している猪苗代湖のヒシ刈りボランティア、猪苗代湖岸の清掃活動、漂着水草回収に加え、今年は逢瀬川堤防での清掃活動やフォトコンテストへの参加、湖美来(みずみらい)クラブの紹介を行いました。猪苗代湖の水は、郡山市で農業用水や水道水などに利用されています。その水で育った人参とお米と水道水でハイブリッド和菓子なども考案しました。「For から With へ」の合言葉で、誰かのために活動するのではなく、一緒に活動しましょうと呼びかけました。

猪苗代町立猪苗代中学校 総合文化部
ウチダザリガニ防除隊Gmens(ジーメンズ)
福島県立あさか開成高等学校

 また、今回初めて実施されたポスター発表では、水環境保全活動を行っている22団体・個人から活動内容の発表や意見交換などを行いました。様々な活動を知っていただく良い機会となりました。発表では工夫をこらし、実際に使用している器具を持参したり、標本を展示するなど、分かりやすく発表していただきました。

猪苗代町立翁島小学校
猪苗代町立猪苗代中学校
郡山女子大学、福島大学
ウチダザリガニ防除隊Gmens(ジーメンズ)
日本野鳥の会会津支部

 展示ホールでは、第20回猪苗代湖・裏磐梯湖沼フォトコンテストの入賞作品を展示しました。

湖美来(みずみらい)イメージキャラクター 水恋(すいれん)
フォトコンテスト入賞作品展示
フォトコンテスト入賞作品展示
湖美来(みずみらい)イメージキャラクター 湖春(こはる)

この猪苗代湖・裏磐梯湖沼水環境保全フォーラム(フォトコンテスト表彰式、水環境保全活動事例発表(口頭))の様子は、YouTubeで配信しました。下記によりご覧いただくことができます。

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