令和6年12月7日(土)に、ホテルリステル猪苗代で、猪苗代湖・裏磐梯湖沼水環境保全フォーラムを開催しました。 メインプログラムとして、フォトコンテストの表彰式や基調講演、猪苗代湖及び裏磐梯湖沼流域の水環境保全活動の事例発表(口頭)を行いました。 このメインプログラムの様子は、YouTubeで配信しました。下記によりご覧いただけますので、ぜひ、ご覧ください。
また、サブプログラムとして、13団体・個人による猪苗代湖及び裏磐梯湖沼流域の水環境保全活動の事例発表(ポスター)を実施しました。
県内外から106名の方々にご参加いただき、猪苗代湖や裏磐梯湖沼群流域の水環境保全活動の推進に向け、改めて意識の高揚を図る良い機会となりました。
協議会長である細川 了 福島県生活環境部長による主催者挨拶があり、来賓の猪苗代湖及び裏磐梯湖沼群の水環境を考える議員連盟会長 長尾 トモ子様からご挨拶をいただきました。
その後、第22回猪苗代湖・裏磐梯湖沼フォトコンテストの表彰式が行われました。より広く理解と関心を深めていただくため、高校生以下の学生を対象とした「湖春(こはる)賞」、湖美来(みずみらい)クラブ会員を対象とした「水恋(すいれん)賞」を設けています。※水恋(すいれん)と湖春(こはる)は、故松本零士氏にデザインしていただいた「湖美来」のイメージキャラクターです。 199点の応募があり、17名の方々が受賞され、その内出席された13名の受賞者の方々に表彰状を贈呈しました。
入賞作品はこちらです。
また、審査委員長である黒岡 隆福島県写真連盟会長より、フォトコンテストの講評をしていただきました。
基調講演では、アクアマリンいなわしろカワセミ水族館研究員 平澤 桂 様から「猪苗代湖・裏磐梯湖沼における真水生昆虫とその保全」と題し、猪苗代湖・裏磐梯湖沼に生息する真水生昆虫や在来種の保護のためにウチダザリガニを駆除していく必要があり、そのためには参加者が持続的に参加したくなるような仕組み作りも大切であるとの講演をしていただきました。
次に、湖沼の水環境保全活動の事例発表として、放送大学福島同窓会及びみんなと湊まちづくりネットワークからそれぞれ発表していただきました。
◇放送大学福島同窓会 2018年から猪苗代湖の8か所の湖岸の景観定点観測一定の撮影アングルで自然景観状態観察を行っており、そのうち4か所ではpH、COD、DO、透視度を測定し景観との関連を観測している。 おって、裏磐梯湖沼の水質調査や猪苗代湖・裏磐梯湖沼のクリーンアップ作戦への参加など積極的な水質保全活動への参加を行っている。
◇みんなと湊まちづくりネットワーク 会津若松市湊地区のまちづくりと自然環境保護を組み合わせた活動として湊地区の伝統であるたたら製鉄で生成された炭を用いた、水質浄化作用実証実験や耕地への活用などを行っている。
サブプログラムとして、猪苗代湖・裏磐梯湖沼流域で水環境保全活動や調査研究等を行っている13団体によるポスター発表も実施し、意見交換などを行いました。様々な活動や調査研究が行われていることを知っていただく良い機会となりました。