令和7年11月15日(土)に、猪苗代町体験交流館「学びいな」で、猪苗代湖・裏磐梯湖沼水環境保全フォーラムを開催しました。 メインプログラムとして、フォトコンテストの表彰式や特別報告、基調講演を行いました。 このメインプログラムの様子は、YouTubeで配信しました。下記によりご覧いただけますので、ぜひ、ご覧ください。
また、サブプログラムとして、13団体・個人による猪苗代湖及び裏磐梯湖沼流域の水環境保全活動の事例発表(ポスター)を実施しました。
県内各地から106名の方々にご参加いただき、猪苗代湖や裏磐梯湖沼群流域の水環境保全活動の推進に向け、改めて意識の高揚を図る良い機会となりました。
〈フォーラム開催結果概要〉 協議会長である宍戸 陽介 福島県生活環境部長による主催者挨拶があり、来賓の「猪苗代湖及び裏磐梯湖沼群の水環境を考える議員連盟」会長 長尾 トモ子様からご挨拶をいただきました。
その後、第23回猪苗代湖・裏磐梯湖沼フォトコンテストの表彰式が行われました。より広く理解と関心を深めていただくため、高校生以下の学生を対象とした「湖春(こはる)賞」、湖美来(みずみらい)クラブ会員を対象とした「水恋(すいれん)賞」を設けています。※水恋(すいれん)と湖春(こはる)は、故松本零士氏にデザインしていただいた「湖美来」のイメージキャラクターです。 220点の応募があり、17名の方々が受賞されました。当日は、その内出席された11名の受賞者の方々に表彰状を贈呈しました。
入賞作品はこちらです。
また、審査委員長である黒岡 隆福島県写真連盟会長より、フォトコンテストの講評をいただきました。
特別報告では、猪苗代湖環境保全推進連絡会を代表して郡山市環境部環境政策課 佐藤 佑大 様から「ラムサール条約湿地登録の軌跡」と題し、猪苗代湖がラムサール条約湿地に登録されるまでの軌跡、ラムサール条約に登録された際の現地の様子、これからの取り組みについて発表していただきました。
基調講演では、国立研究開発法人国立環境研究所地域環境保全領域湖沼河川研究研究室長 高津 文人 様から「猪苗代湖をはじめとしたラムサール条約湖沼の研究からみえてきたこと」と題し、ラムサール条約湿地に登録されている湖沼の特徴的を紹介いただき、猪苗代湖の環境を保全するだけでなく、興味を持って賢明で、持続可能な利用を推進することの重要性について講演をしていただきました。
サブプログラムとして、猪苗代湖・裏磐梯湖沼流域で水環境保全活動や調査研究等を行っている13団体によるポスター発表も実施し、意見交換などを行いました。様々な活動や調査研究が行われていることを知っていただく良い機会となりました。